文系のためのコンピュータ&ネットワーク入門 松浦春樹/桜井武典

『文系のためのコンピュータ&ネットワーク入門』を読んでいて、10本の指で10までカウントするのも自然だけれど、指を折る折らないで0と1の2進数としての表現も可能という話がありました。指10本をそれぞれ、2の0乗(左手親指)から、2の9乗(右手小指)に見立ててカウントすると 1+2+4+8+16+32+64+128+256+512=1023まで表現ができ、11本目の仮想の指を折るイメージで、再び指を全て開く(0と同じ)形で、1024を表現できます(左右とも親指から小指へと桁上げするとやりやすいです)。

しかし、10進数の場合と違って、こんな呪術みたいなポーズを見ても数をすぐ連想できないだろうなという感想。ただ、繰り返している内に(ほぼ午前中これで遊んでしまいました)、それぞれの指に対応する数字が覚えられるので、その合計として数を表わすという計算の手間を踏むことで使えるかもと。例えば、バスに乗った時、運賃が170円だった場合。170を128+32+8+2=170と分解して、右手中指+右手親指+左手薬指+左手人差指の印で170という数字が記憶でき、夜に家計簿を計算する時にその印を思い出して、正確な使用金額を書くことができる、、、とか。

あと、つま先に重心をおくか、踵に重心をおくか、とか、首をどちらに傾けるかとかで、さらに拡張できそう。検索すると、やはりすでに市民権を得ているやり方だったことが分かります(あくまで指折りまでです)。そもそも「Digital」には『指折り数える』という意味があるそうです。勉強になりました。今はまだ思いつきませんが、新しく2進数でのカウント方法を知ったことで、生活をしているうちにその活用方法に気がつくかもしれません。うーん、何に使うんだろう。

△Link: コンピュータにおける「データ表現」の基礎(第1回) | 日経 xTECH(クロステック)



文系のためのコンピュータ&ネットワークシステム入門

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