『生命とはなにか』   [★★★☆☆]

『WHAT IS LIFE ?』 はご存知の方も多いはず。
翻訳がしばらく手に入らなかったようですが、
この度、岩波文庫として発売されました。
『生命とはなにか』 シュレーディンガー著
生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫) 630円


著者略歴
 E.シュレーディンガー
 ウィーン大学 卒
 チューリッヒ大学 教授
 ベルリン大学 教授
 ノーベル物理学賞受賞


目次

 まえがき
 
 第1章 この問題に対して古典物理学者は どう近づくか?
 第2章 遺伝のしくみ
 第3章 突然変異
 第4章 量子力学によりはじめて明らかにされること
 第5章 デルブリュックの模型の検討と吟味
 第6章 秩序、無秩序、エントロピー
 第7章 生命は物理学の法則に支配されているか?
 
 エピローグ 決定論と自由意志について
 岩波新書版への訳者あとがき
 21世紀前半の読者にとっての本書の意義


おまけ
 恐らく、『生物と無生物のあいだ』 に関連して出版されたのでは?と思いますが、
 訳者があとがきで指摘を入れています。
 エントロピーの扱い方が違うのだそうです。
 
 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 777円
 この本を読んで気になっていた方は、この機会にどうぞ。