『ご飯を大盛りにする オバチャンの店は 必ず繁盛する』 [★★★★☆]

おはようございます。
今日は、
『ご飯を大盛りにする オバチャンの店は 必ず繁盛する』 (島田紳助著) を紹介したいと思います。
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書) 735円

芸能人の本だと、今までほっといたのですが もったいないことをしていました。
著者が芸能人だと知らなければ、経営哲学書の一冊として店頭で見ていたと思います。
読んで納得。 確かに、著者の成功は偶然ではなかったようですね。


About Author

 島田紳助
 京都府出身
 吉本興業所属
 多数のTV番組に出演
 複数の飲食店を経営


Contents

  第1章 みんなが幸せにならなきゃ意味がない
       人の心を動かすアイデア・危険な成功の錯覚・常識はずれを合理的に考える
       顧客満足度より従業員満足度・職場に恋人がいたら仕事が楽しくなる
       人と人がつながり、チームが生まれる
  第2章 常識破りで魔法のアイデア
       タレントの店はなぜつぶれるのか
       会員制で薄利多売を可能にする逆説的成功システム
       フォークソングバーのアイデア
       自分の成功が偶然出なかったことを証明するために
       石垣島の北端にある喫茶店・単純なコピーは、オリジナルを超えない・
       初公開!今、考え中のアイデア・アイデアの基本は、客としての素直な眼
       どれだけ興味が持てるかが成功の鍵
  第3章 仲間こそが宝物
       冒険の入り口まで連れて行くのが僕の仕事・夢と冒険
       いい子は幸せにならなくちゃあかん・天現寺のお好み焼きや『のろ』の例
       新しいビジネスをはじめるなら素人と組む
       同地区に同業者が増えれば客も増える
       他人のために力を出せる心の熱い人間
       こいつを男にするという気持ちが出発点
  第4章 お金と成功
       お金は確かに便利なものだ・客が言う「こんなに食べてこの値段は安い」は嘘
       お金の重さ・冷静であれば、視野は広くなる
       16歳の誕生日に親父が買ってくれたバイク
       心がひりひりするような不安と、頭が真っ白になる喜び


Intelligence
  ○サイドビジネスとしてのビジネス
     サイドビジネスであろうと、
     ビジネスであるからには 金銭的にきちんと成り立たなくてはならない。
     なぜなら、赤字を垂れ流しながらしても 楽しくないからだ。
     儲かってこそ、自分のアイデアが正しいと証明できる。
  ○なぜ常識を破るのか
     常識は、敗者の理論だから。
     常識にとらわれていたら、成功する店は作れない。
     本当に成功しているのは、100件の内 1件なのだから。
  ○社員の幸せを考える
     経営者は、社員の幸せを身を粉にして考える。
     お客さんを感動させるような気持ちで、彼らが サービスが出来るようにする。
     そのためには、やりがいを感じる職場環境を整えてやるのがいい。
     チェーン店では提供できない喜びを お客さんに与えることが出来れば、
     大手資本がバックについていなくても
     お客さんは、入ってくれる。イデアがモノを言う時代なんだ。
  ○お金の重さ
     高かったらおいしいのは、当たり前。
     それなら 偉いんは、料理人じゃなくて 食材。
     高い料理を作っているだけでは、えばれない。
     昔のお金には、ちゃんと重さがあった。
     今は、千両箱なんてどこにもない。
     じゃあ、どこに行ったか?
     現代社会を回っている お金のかなりの部分が、
     すでに人間の頭の中に移動してしまっている。
     お金とは何か?
     自分に対するトロフィー。
  ○一番最初の喜び
     年を取るということは、荷物を背負うこと。
     背負うものが増えると、楽しいことがそのまま楽しいと思えなくなる。
     真っ白なカンバスに最初の一筆を下ろす緊張と喜びは、もう二度と味わえない。
     でも、あきらめきれない。
  ○Just DO IT !
     夜中、熱い気持ちで書いた ラブレターは 読み返さずにポストに入れる。
     やろうと決めたら、まずスタートすること。
     徹底的にリサーチして、どうすれば成功するか考える。
     何が必要か、冷静に戦略を練る。
     成立しなければ、意味がない。成立させるには勝つしかない。


Recommend ★★★★☆
  「アイデア〜出店〜軌道に乗せる」 といった時期が、本書の中心です。
  ぜひ読んでください。損はしません。
  損益分岐点を考えたり、
  同業種の店が集まるメリットに気づいていたり と著者の経営者としての成功が
  偶然ではなかったことがわかります。
  座右の書にしてもいいんじゃないかな。
  副題は、「絶対に失敗しないビジネス経営哲学」 です。
  経営法ではなく、「経営哲学」 ですから 間違っていないですね。


What's more
  先日紹介した、中島氏の著作の中に出てきたので 読みました。
  私は、昔深夜番組が好きでよく見ていました。
  「松本紳助」 も好きでしたね。
  量で押す感じの 大勢でのバラエティよりも、ああいった箱庭の方が好きですね。
  出来る人が限られてしまうのでしょうが。
  そう考えると、常に相方が変わる 「徹子の部屋」のすごさを改めて実感しますね。
  変わるからいいのかな?

  「内P」 は復活しないのかなぁ〜。

  
  紳竜を辞めた経緯を ダウンタウンと話しています。