『竹中式マトリクス勉強法』 (竹中平蔵)

竹中式マトリクス勉強法 998円 218p 08.10.10

 
 小泉政権下で大臣として活躍され、現在は教鞭をとられている竹中氏の一冊です。 「竹中式勉強法の極意」という形で経済や英語などに関して、勉強を続ける極意/自分を高め、成長させるための心構えや習慣、について書かれています。 
 

 竹中氏というと、幼少時代から勉強が出来て、その後もエリートコースというイメージがありますが、実際にはもともと成績が良かったわけではなく、仕事に関してもさまざまな雑用を経験されてきたそうです。 その中で活かしてきたのが表題にもなっている「マトリクス勉強法」だそうです。 「マトリクス」によって「天井がある/ない」「人生を戦うための武器としての勉強/人間力を鍛えるための人と人を結ぶ勉強」の4つの掛け算に分けて見ることで、自分の立ち位置を見つめなおし、どういった目標を設定するか、勉強の計画を立てるか、と考え直すことが出来ます。 例を挙げるなら、「天井がある勉強」×「武器としての勉強」で「仕事に関係する各種検定勉強」ということになります。 
 

 「マトリクス」に関しては第1章で紹介されていますが、その後の章にある「極意」やそれに関係して、ハーバード大学で講義を持つようになった際の話など、さまざまなエピソードも楽しめました。 


平蔵がうごく!