『木曜日だった男』  [★★★★☆]

リアル書店で、平積みになってました。 新刊ですもんね。
木曜日だった男』 (G.チェスタトン著)
木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫) 680円


About Author
 ギルバート・チェスタトン
 1874年生まれ
 名門パブリック・スクールを出たあと 一時 画家を志す
 出版社に勤めながら、詩、書評を書く
 職業 ジャーナリスト、詩人
 作品 『ブラウン神父シリーズ』 『ジョージ・バーナド・ショー』 など


Summmary
 物語ですので、多くは書きませんが 大変おもしろい一冊でした。 (これ、ほとんど口癖で申し訳ないんだけど)
 なんて書けばいいのかな 。 
 いや、読んでますよ。 ちゃんと。
 でも、読んだからと言って 解決しないんですよ。
 独自のルールの支配した世界 (人物心情)ですね。
 ジョースター 並みの心意気があったり。
 
 読み終わって、帯の文句になんとなく納得しました。
 「探偵小説にして 黙示録!
 
おすすめ ★★★★☆
 読んで損なしですね。 最初 読んでて、「あれっ?」 って なっても気にしないで下さい。
 まったく知らずに買ったので、「短編集?」 とか思ったりしましたが
 立派に中篇物語です。 (ここら辺は、読んでのお楽しみかもしれませんが)
 
 こんなキラーフレーズどうですか?

「君は僕の直感がいかに詩的か、わかってない。 それには、春の訪れに時々感じられる、あの唐突さがあるんだ」


おまけ
 もう一冊の新刊は、プルーストの 『消え去ったアルベヌチーヌ』 です。
 
消え去ったアルベルチーヌ (光文社古典新訳文庫) 740円
 これは、『失われた時を求めて』 の第6編にあたりますが
 原著は 著者が死の直前に大幅改稿したテキストを採用しています。
 本邦初翻訳だそうです。
 やっぱり、この一冊から読み始めるのは ダメですよでね?
 積読しとこうか。