1年間で3000冊 [★★★★☆]
おはようございます。
今日は、劇的に仕事脳が回りだすというふれこみの
「キラー・リーディング」 (中島孝志著) を紹介したいと思います。
1575円
・著者略歴
中島孝志
早稲田大学 政経学部 卒
南カリフォルニア大学 大学院 終了
PHP研究所、東洋経済新報社を経て、独立
著書『すごい!メモ術』 『仕事の80%は月曜日に終わらせる!』 など160冊を超える。
HP 中島孝志のキーマンネットワーク
・目次
はじめに あなたの仕事脳を最高に刺激する!「キラー・リーディング」とは
第1章 仕事脳をたちまち変える! キラー・リーディングの秘密
第2章 「速読」×「多読」×「省読」で キラー・リーディングを完全にものにする!
第3章 芋づる式にアイデアがひらめく! キラー・リーディング
第4章 どんどん情報が得られる! キラー・リーディング
第5章 3000冊をとことん消化しつくす! キラー・リーディング
・読み取ったこと
○キラー・リーディングとは?
本の中には、「キラー・ワード」 「キラー・フレーズ」 があるます。 (KIller=ダントツの、多を寄せ付けない)
深いイマジネーションをわき起こす一言、一節のことですね。
(センスのいい人が聞けば、この一節でアイデアの極意をつかみます。)
これを総称して、インテリジェンスと呼ぶとすると、
いい仕事というものは、「インテリジェンス×イマジネーション」 で生まれるようですね。
このイマジネーションを起動する本の読み方を 「キラー・リーディング」 と言います。
○キラー・リーディングのすすめ
著者は、一冊一冊をきっちり消化し
今抱えている問題の解決に活かすヒントを必ず掴み取る読書をするべきだと指摘されていますね。
楽しんで終わりの読書を「知的消費の読書」、
仕事を改善し、成果を生み出す読書を「知的生産の読書」 として区別されています。
キラー・リーディングによって、
情報の引き出しをたくさん持ち タイミングよく引っ張り出し、さらにひねりを加える事が可能です。
○キラーリーディングのコツ
「速読」 必ずしも、映像として本を記憶に残すような事のみを指すのではなく
あくまで、時間当たりの読む量を増やす (早く読む) ということです。
「多読」 たくさん読むことです。量をこなすことで、質も上がりますし、読むスピードも上がります。
「省読」 テーマを絞り、アタリをつけて読んでいきます。
「速読」 「多読」 はいいとして、 「省読」 が一つのポイントではないでしょうか。
○テーマを持って読むテーマ(問題意識) を持って読む
テーマを持って読むことで、テーマに関する情報を拾い上げ、情報を自動的に集めることが出来ます。
また、常に意識していることで 必要なキーワードが自然と見つけやすくなります。
著者はこれを、「オートリサーチ機能」×「オートマトン機能」×「アラート機能」 と読んでいますね。
テーマが明確だから、 「使える情報」 と 「使えない情報」 が腑分けできますね。
○3つの習慣
1.考える (自分のこととして考える、自分ならこうするというのも可) 2.総括する (連想する、ひねる) 3.メモする
この3つの習慣によって、インテリジェンスを手に入れるやすくなります。
そのためのテクニックも本書には、著されています。
・おすすめ度 ★★★★☆
これから、本を読んでいこうという方は 目を通しておいたほうがいいですね。
目的・テーマを持って読むというのは、何度も言われていることですが。
これは、本当に難しいです。
自分の人生や・仕事について真剣に考えていないと出来ないと思います。
しかし、「この本は何が言いたいのか?」 ということぐらいなら、実践できそうですね。
昔、塾で散々言われたような気もしますが
私のように、最近本を読み始めた人間にとっては まだまだ、どの本にも「キラー・ワード」 「キラー・フレーズ」が満載です。
・おまけ
著者は、1年間で3000冊以上お読みになることでも有名ですね。
3000冊の中から検索するという方が適しているかもしれませんが。
短期間で、多くの知識を身につける必要がある場合の 対処法の結果でもあるのですが、
これは、キラー・リーディングとは分けて考えたほうがいいかもしれませんね。
私の場合の話ではありますが、
まず、必ずしも目的がはっきりしているわけではないので
「○○のために○○の本を探す」ということは少なく、リアル書店で目に付いた本や、
参考文献を 横に縦に集めていくということが ほとんどだからです。
残念なことに、集中すべき一点のようなものが 見つかっていないのが現状ですね。
知らないことも多いですから、ほとんど 省いて読むことが出来ないんですよ。
緊急の時には、実践してみて 後から本を読み直すのも、手かもしれませんね。
3000冊読むというのは、最終形態の一つと考えておくのが健全かもしれません。
しかし、これだけの量に常に手を出せるのは、素晴らしいことですね。
深くて広い好奇心には敬服しますね。