なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?/なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?

『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』
『なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?』(P.ムーロ著)


なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか? 1260円 159p 07.10.07    なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか? 1260円 142p 11.10.07


Contents
『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』
謝辞
本書に寄せて
【01 進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ】
 −生き残るには進化するしかない
【02 こだわりの異なる3人の社長の選択】
 −チャンスは誰にでも平等にある
【03 1本足になったアリ株式会社の末路】
 −「慢性コストカット病」が招いた結末
【04 本当に「使えない」のは車かドライバーか】
 −何かを変えたいのなら、まずは自分から
【05 有能な社員に新人、ベテランも関係ない】
 −能力に有効期限切れはあるのか
【06 社長のクローンは働き者ばかり!?】
 −会社はいろんな人がいるからうまくいく
【07 なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか】
 −仕事もゴルフもいかに目的地にうまく運ぶが肝心
【08 「自ら動く新入社員」と「指示待ちベテラン社員」】
 −勤めた期間の短小は評価の尺度にならない
【09 1006人のうち、会社の妨げとなるのは6人】
 −責任を取るのもエグゼクティブの目的
【10 すぐに専門家任せのエグゼクティブたち】
 −自分を変えるエンジンは自分自身にしかない
【11 「前世紀のセールスマン」と「21世紀のセールスマン」】
 −時代は付加価値のあるビジネスパーソンを求めている
【12 ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術】
 −成功するためには、適切な戦略が不可欠
【13 エグゼクティブは熱気球に乗って仕事をしなさい】
 −部下には上手に管理される権利がある
 

『なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?』
はじめに
本書に寄せて
【01 仕事と人生に報酬をもたらす8つの物語】
来ない人は、いない人/前に進むためのオールの漕ぎ方/社員が求めるお金より大事なもの/プロとしての価値を証明するのに言葉はいらない/社長はダテに高い給料を貰っているわけじゃない/リーダーシップで大切なことは『オズの魔法使い』が教えてくれる/「言い訳が先に出てしまう」タダ君と「一歩先を考える」デキタ君/社員に決定事項を伝えるのに小細工などいらない
【02 自分を、人生を変える2つの誓い】
エグゼクティブの誓い/社員の誓い/大いなる挑戦/なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?
【03 実践編 本書を読んで最初にやるべきこと】
おわりに


世の中を直視して、その絶え間ない変化を肯定的に捉えることを勧めします。 大切なのは、私たち1人ひとりが、よりよく生き、よりよく働こうと努力することだ。
 

Information
変化を悦ぶ
 今日では、これまで以上に「人」は企業が競争で優位に立つための重要な要因になっている。  しかし、今日の繁栄のみを享受している人の多くは、明日も生き続けるには、変わる必要があることを理解できずにいる。 ごくわずかな人しか持っていない最高の勇気は変化を起こす勇気だ。 何かを変えたいのなら、まずは自分を変えることからはじめるべきだ。 やるべきことをきちんとしなかったために失敗するのは、個人の責任であり挽回できないエラーだ。 決断を下す勇気があって、始めて明日の変化に対応できる。 経営管理のための行動の第一原則には「何も決断しないのが一番よくない」と書かれている。 常に未来を予測し、未来のために最良の決断を、最良の未来を迎えるために今日何をすべきか、を無謀にも直観で下さなければならない。


プロフェッショナルとは
 プロフェッショナルとしての能力とは、「知識・経験・ノウハウを知的かつ有効に活用する力」である。 とすれば、50代の社員はプロ集団を形成していることになる。 しかし、年を重ねて知識を蓄えた人であっても、その知識を仕事の効率化に活かすという意識や行動を伴わないなら。その知識は何の役にもたたない。 長年の経験を活かすことは、彼ら自身にしか出来ない。 仕事に対する価値観を整理し直し、新しい行動様式を身につければ、進化していくことができる。 進化(歩)したければ、まずは1つのだけに集中しよう。 できれば、「できる限りの事はした」と、自分に言える人間でありたい。


仕事に対する姿勢
仕事が増えたらもっと長く働ければいいという考えは、単なるその場しのぎに過ぎない。 もっと、創造的に解決策を考え、根本的にやり方を変えるべきだ。 時間ではなく、質を上げなくてはならない。 あまりにも多くの時間を無駄にするのは、自然に対する冒涜もいいところだ。 そして、倒すべき敵は、不誠実、あるいは不正な行為である。 反対に大切なのは、バランス、調和、そして、良識である。
 人の誤りや欠点を見つけるのは、簡単だ。 批判する時は、適切な解決案を示して、もとの案をよりよくしなければ意味がない。 自分の決定であろうが、人の決定であろうが、いいところを見つける。 どんな決定にも何らかの理由があるから、ほとんどの場合は何かしら見つかる。 やる必要があることだと理解すれば、誰でも熱心に取り組む。 それでも行き詰った時には、何とか前進を続けながら考えよう。
 

About author
パコ・ムーロ
大手コンサルタント会社 オットー・ウィルター社会長
「管理職とセールスピーポーの行動」を専門とする
ESTECOで学位をCOACMで修士号を取得