「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一

「知の衰退」からいかに脱出するか? 1680円 439p 01.30.09
・最近は、国際的な外国人ビジネスマンとの席では、You Tube(の人気動画など)の話題になることも多くなった。 〜新東京タワーは知の衰退を象徴する”バベルの塔
・世界の中で自分の位置を確認する。 「投資マインド」があれば、そこからものの見方、考え方は変わっていくだろう。 さらに経済ばかりか、政治や文化などにも考えが広がっていける。 〜「投資マインド」で「知」のすそ野を広げる
・「金融のプロの存在意義は?」というと、これは実績と絶え間ない勉強とその実践にあるわけだ。 〜日本の場合にはそもそも勉強する環境がない
・私は次のようなことを言っている。 「本を読むのに必要とした時間を1とすれば、5ぐらいの時間を『何が書いてあったのか』『それは自分にとってどういう意味があるのか』『我々の社会にとってどういう意味があるのか』そういうことを考える時間あてなさい」 〜知識獲得のために使っていた時間を思考に使えばいい
・教養というものの重要な機能の1つは、「知的基盤の共有」である。 いま、共有すべきは、かつて古典として幅広く通用したものではなく、煎じ詰めれば「地球市民として具体的に考え、どのようなアクションを起こしているか?」という意識なのだ。 〜地球市民としてあなたはいま何をしているのか?


TOEIC Special Interview 大前研一氏


大前研一
ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長
早稲田大学理工学部
MIT博士号取得
マッキンゼー&カンパニー日本支社長
本社ディレクター
アジア太平洋会長
96・97年スタンフォード大学客員教授
著書 『サラリーマン「再起動」マニュアル』など


Introduction
01 「低IQ社会」の出現 
02 官製不況の根は「知の衰退」
03 1億総「経済音痴」
04 政局と「集団知
05 ネット社会と脳
06 無欲な若者と学力低下
07 「集団IQ」を高める教育改革
08 「低IQ社会」で得をしているのは誰か
09 勝ち組から学べ
10 21世紀の教養