経済系

ザ・パニック R.ブルナー/S.カー

ゆっくり起床。明日も、少し余裕があるけれど、このセリフも今日までか。しかし、そこに未練はなく。庭に出て、少し掃き掃除。朝刊は来ていたけれど、年賀状はもうなかった。郵便局がお休みなのだろうか。しかし、喪中も出していたので、これぐらいかなと、…

働かざるもの、飢えるべからず。 小飼弾

ゆっくり起床。今日は、あの予定があったな、などと考えながら布団をたたむ。良き日なり。朝ご飯はいつも通り。家族のタイミングが揃わなかったので、正月らしいことは昼ご飯へと繰り延べ。新自由主義的(?)。メールに返事を書き、何人かにはこちらからご挨拶…

なぜ投資のプロはサルに負けるのか? 藤沢数希

『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』(左)は資産運用に関して書かれています。著者は、現役でクオンツをされている方です。結論として、(どうしても投資をしたいなら)アセットアロケーションを組んで長期国際分散投資することを勧められています。その理…

フリー クリス・アンダーソン

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略posted with amazlet at 09.11.16クリス・アンダーソン 日本放送出版協会 売り上げランキング: 13Amazon.co.jp で詳細を見る 『Free』の邦訳版が出ます。△『Free』 C.Anderson

Free C.Anderson

『The Long Tail』著者の新刊。Gmailなどに代表される「"Free"であること」について書かれており、オーディオブックを"Free"でダウンロードすることができる[1]。今、人々が課金をせずに大金を稼いでいるという不思議なことが起きている。使い手に対しては課…

Fixing Global Finance M.Wolf

Fixing Global Finance (Forum on Constructive Capitalism)posted with amazlet at 09.08.20Martin Wolf Johns Hopkins Univ Pr 売り上げランキング: 34685Amazon.co.jp で詳細を見る本書では、安定性のある世界金融経済に向けての提案がされている。国際金…

日本は財政危機ではない! 高橋洋一

日本は財政危機ではない!posted with amazlet at 09.08.11高橋 洋一 講談社 売り上げランキング: 34322Amazon.co.jp で詳細を見る財政再建は、債務である公債残高のGDP比を減らすこと。日本のバランスシートを見ると、債務は約1000兆円、資産は約700…

The Fat Tail I.Bremmer/ P.Keat

The Fat Tail: The Power of Political Knowledge for Strategic Investingposted with amazlet at 09.08.08Ian Bremmer Preston Keat Oxford Univ Pr (T) 売り上げランキング: 78916Amazon.co.jp で詳細を見る政治的枠組みの変化が、ビジネス環境にどう影響…

ねじれ脳の行動経済学 古川雅一

ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)posted with amazlet at 09.07.14古川 雅一 日本経済新聞出版社 売り上げランキング: 41074Amazon.co.jp で詳細を見る行動経済学に関する新書。日常生活でありそうなワンシーンを取り上げ、その合理さを問う…

The Illusions of Entrepreneurship S A.Shane

The Illusions of Entrepreneurship: The Costly Mythsposted with amazlet at 09.07.12Scott Andrew Shane Yale Univ Pr 売り上げランキング: 34780Amazon.co.jp で詳細を見る現代は起業家の時代で、カリフォルニアの有名大学に通う大学生がドロップアウト…

新・資本論 堀江貴文

新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書) (宝島社新書 292)posted with amazlet at 09.07.11堀江 貴文 宝島社 売り上げランキング: 43Amazon.co.jp で詳細を見る堀江貴文氏がお金や社会構造について語っている。各章の前半は対談形式、後半はエッ…

The End of Poverty J.Sachs

The End of Poverty: Economic Possibilities for Our Timeposted with amazlet at 09.07.05Jeffrey D. Sachs Penguin (Non-Classics) 売り上げランキング: 114Amazon.co.jp で詳細を見る著者はコロンビア大学にあるThe Earth Instituteのディレクター。極度…

アメリカ型成功者の物語 野口悠紀雄

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)posted with amazlet at 09.07.04野口 悠紀雄 新潮社 売り上げランキング: 45604Amazon.co.jp で詳細を見る「Die Luft der Freiheit weht -自由の風が吹く」 (スタンフォード大学のモッ…

たった1%の賃下げが99%を幸せにする 城繁幸

たった1%の賃下げが99%を幸せにするposted with amazlet at 09.06.30城 繁幸 東洋経済新報社 売り上げランキング: 4564Amazon.co.jp で詳細を見るビジョンを掲げて多数派の意志決定に影響を与えるのは、学生運動を見ても分かるように、常に一部の少数者なの…

Bailout Nation B.Ritholtz

Bailout Nation: How Greed and Easy Money Corrupted Wall Street and Shook the World Economyposted with amazlet at 09.06.27Barry Ritholtz Wiley 売り上げランキング: 1897Amazon.co.jp で詳細を見る著者はBlog:『The Big Picture』のRitholtz氏。金融…

ロウアーミドルの衝撃 大前研一

ロウアーミドルの衝撃posted with amazlet at 09.06.24大前 研一 講談社 売り上げランキング: 60987Amazon.co.jp で詳細を見る総中流社会と言われてきた日本。しかし、いまや年収600万円以下のロウアーミドル(中流の下層)が全体の8割を占めるようにな…

世界経済はこう変わる 小幡績/神谷秀樹

世界経済はこう変わる (光文社新書)posted with amazlet at 09.06.21小幡績 神谷秀樹 光文社 売り上げランキング: 4784Amazon.co.jp で詳細を見る最近は、景気の底打ちが指数として表れて、楽観論が少しずつ出てきているそう。私としては、まだ爆弾が残って…

金融工学を勉強しよう 足立光生

金融工学を勉強しようposted with amazlet at 09.06.20足立 光生 日本評論社 売り上げランキング: 121776Amazon.co.jp で詳細を見る知った知識を定着させるには、問題を解いてみるのがいいそうだ。考えてみれば当然で、実際に使ってみるのだから、自分のモノ…

最強国家ニッポンの設計図 大前研一

最強国家ニッポンの設計図posted with amazlet at 09.06.13大前 研一 小学館 売り上げランキング: 278Amazon.co.jp で詳細を見る本書の副題は「ザ・ブレイン・ジャンパン建白」。これは、著者が設立しようとしている株式会社シンクタンクの名称。政策を提言…

人でなしの経済理論 ハロルド・ウィンター

人でなしの経済理論-トレードオフの経済学posted with amazlet at 09.06.08ハロルド・ウィンター バジリコ 売り上げランキング: 6513Amazon.co.jp で詳細を見る物事の善し悪しは主観によって変化する。経済学の枠組みを用いることで、道徳的な判断ではなく、…

サブプライム後に何が起きているのか 春山昇華

680円 223p 24.04.08 ・ヘッジファンドなどを通じた過去数年の証券化商品に対する乱脈投資振りを観察していると、「資本」と「負債」のそれぞれが負担するリスクと、享受するリターンのバランスがアンフェアなまでに「資本」に有利になっている。 つまり、手…

サブプライム問題とは何か 春山昇華

735円 207p 24.11.07 ・売却された住宅ローンの譲受人(持ち主)は、「善意の第三者」として扱われる。 つまり、その責任を追及されない法的な地位が保障されているのだ。 だから、略奪的貸付契約における違法行為を誰かが証明しても、[・・・]支払い条件の緩和…

LTCM伝説 N.ダンバー

2520円 417p 02.03.01 ・ルイ・バチャリエ(ポアンカレの教え子)は1900年の博士論文でブラウン運動のもつ数学性を見いだしているが、微粒子の運動には一言も触れていない。 論文のテーマはパリの株式市場だったのである。 〜みえざる男 ・ジョバニーニ(伊…

MBA ENGLISH 内之倉礼子

2415円 346p 25.11.05速読速聴シリーズのような、英文と対訳が左右に分かれているようなものを想像していましたが、少し違いました。 例えば、 ・General Investor (一般投資家) General Investor (一般投資家)とは、Institutional Investor (機関投資…

巨大銀行の消滅 鈴木恒男

1995円 343p 29.01.09 ・出資であれば、たとえ数年にわたって無配であっても、企業化するまで待てるが、融資では契約されたとおりの利息が支払われないと、それが、不良債権になる。 〜転換点 1985年 ・他の銀行が先行しており、レベルの低い案件しか残って…

貧困大国ニッポン 門倉貴史

680円 206p 06.23.08 ・「サイレント・テロ」 これは、格差社会の「勝ち組」に対抗するため、「消費しない、子どもをつくらない、働かない」を合言葉に、社会に対して消極的な「自爆テロ」を決行しようというものだ。 〜まえがき ・都市圏の風俗産業で働く…

死体の経済学 窪田順生

756円 220p 02.07.09 ・粗利の高い商売であったが、個性的葬儀への志向がすすみ、そうもいかなくなっている。 「直葬」と呼ばれる、通夜や告別式などを行わず亡くなったらそのまま火葬場へ直行というスタイルは、現在首都圏では葬式の4割を占めるようにな…

「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一

1680円 439p 01.30.09 ・最近は、国際的な外国人ビジネスマンとの席では、You Tube(の人気動画など)の話題になることも多くなった。 〜新東京タワーは知の衰退を象徴する”バベルの塔” ・世界の中で自分の位置を確認する。 「投資マインド」があれば、そ…

物理学者、ウォール街を往く。 E.ダーマン

2520円 423p 22.12.05 ・物理学あるいはファイナンスの世界におけるいかなる発見も、発見後ほんの2、3年してから書かれた教科書を読めば明白なことのように見えるが、発見されるまではけっしてそうではないのだ。 〜ドッグ・イヤー前半は物理学者としての…

マネー力 大前研一

840円 217p 30.01.09 ・世界の余剰資金(ホームレスマネー)は国境を越え、値上がりが見込める地域に向かう。 次にどのタイミングで動くかに注目。 〜誰もがお金のことで悩むもの ・中国やインドの強さの源泉が人口の多さだとすると、EUの強さは、経済の…