マインドセット J.ネスビッツ

マインドセット ものを考える力 1632円 278p 15.05.08
・ものの考え方は、雨(情報)の降る土地であり、私たちそれぞれが持つものの考え方によって違った結論につながる。 つまり、情報をどう受け止めるかなのだ。 〜ものを考えるための一定のルール
・たえずゲームのスコアをチェックしなければならない。 就業率は上がっているか下がっているか? 経済成長率は? 何らかの経済改革が実施されているか? 雇用を創出する企業家のための環境は? 生産力は向上しているか? 〜現実性の欠如
・世界の大統領を選ぶために投票することを想像できるだろうか? グローバル化の結果、世界政府が生まれるだろうか?[・・・]民営化と世界的規模の通信網にとって、国家政府の手から権力が次第に失われているときに、なぜ新たに世界政府を加える必要があるだろう? 〜次は世界政府?
・サッカーチームは、技術の優れた人材を外注する、1つの見本である。[・・・]スポーツ界に定着していることは、将来、経済圏で起こることの予告編である。 〜人材の世界的共有 −再びスポーツがさきがけとなる


J.ネスビッツ
未来予測学者
ハーバード、コーネルの各大学で政治学を学ぶ
IBMイーストマン・コダックの役員
J.F.ケネディ政権では行政担当
R.ジョンソン政権では大統領特別補佐官
著書 『メガトレンド』など


目次 マインドセット ものを考える力
監訳者まえがき
はじめに
01 マインドセット ものの考え方
変わらないものの方が多い/未来は現在に組み込まれている/ゲームのスコアに注目せよ/正しくある必要はないとういことを理解せよ/未来はジグソーパズルだ/パレードの先を行きすぎるな/変わるか否かは利益次第である/物事は、常に予測より遅く起きる/結果を得るには、問題解決よりもチャンスを生かすべし/足し算は引き算の後で/テクノロジーの生態を考える
02 未来図
文化 −視覚文化による世界の掌握/経済 −国民国家から経済圏へ/中国 −外縁部が中心である/ヨーロッパ −互いに保証しあった衰退の道/現代 −漸進的変化の時代 イノベーションの宝庫