国家の罠 佐藤優

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 740円 550p 01.11.07
・また、「友だち」ということばは何よりも重い。政治体制の厳しい国では、「友情」が生き抜く上で重要な鍵を握っているのである。 〜NGO出席問題の真相
・ただし、国策捜査の経験が多い検察官には、事件の作りに無理があることを理解しつつも、このような形で政治の膿を定期的に出すのが特捜検察の機能という見方をしている者もいるはずだ。 〜「奇妙な取り調べ」の始まり


佐藤優
起訴休職外務事務官・作家
ロシア大使館、国際情報局分析第一課
02年背任容疑で逮捕
著書 『自壊する帝国』など


序章 「わが家」にて
01 逮捕前夜
02 田中真紀子鈴木宗男の闘い
03 作られ疑惑
04 「国策捜査」の開始
05 「時代のけじめ」としての「国策捜査
06 獄中から保釈、そして裁判闘争へ
あとがき/文庫版あとがき/解説 川上弘美