NUDE by KISHIN
先日、テレビで篠山紀信氏へのインタビューの様子が流れていた。最近作品集『NUDE by KISHIN』[1]が発表とあわせて、写真が趣味の西アナがインタビュアー。
篠山紀信、と言われると、本人よりもアンタッチャブル山崎のモノマネが先に頭に浮かぶ私も、氏のトーク[2]に引き込まれてついつい見てしまう。と、その中で氏が「写真撮影の極意」なるものを語ってらした。曰く、
１．「ハッ」としたら
２．「グッ」とよって
３．「バシバシ」撮る
だそうだ。（と私は、記憶している。バシャバシャだったかな。田原俊彦の『ハッとしてGood』にかけてるのかも）
ポイントは２の「グッ」だそうで、「いいな」とおもったらそのポイントから（ズームではなく）身体ごと１歩「グッ」と寄るのだそうだ。目はただ見ているだけでなくて、自然とフォーカスしたりしているからカメラもそれに合わせて調節するということなのだろう。どうも、この極意の話は初めて公開された話ではないみたい。石田氏[3]が言うには（当時プロの間では）「え、それ言っちゃうの」となったらしい。
普段（と言うほどではないけれど）は撮ること自体が楽しくて出来上がりにはこだわってない。でも、「この、今、はうまく残したい」とか「居合わせなかった人が見ても、ハッとするように残したい」という瞬間が来るかもしれない。その時にはこのポイントを押さえてやってみよう、と思う次第。
見ていた番組は、『ちちんぷいぷい』というおそらく関西ローカルの番組。好きな番組です。
[1]Nude作品を集めた内容。氏が初めて撮ったNude作品も収録。
[2]なんでも、噺家に弟子入りされたことがあるそう。寡黙で厳しい口調を想像していましたが、全然。
[3]時事ネタを分かりやすく解説してくれる人。UFOキャッチャーの鬼。
