すべてがFになる 森博嗣

本日もゆっくり起床。もう、遅起きには満足してきた。あと2日もすると上手く飽きれそう。水曜日ということで、不燃物の日。28日の燃えるゴミの回収はあったけれど、さすがに30日ともなるとゴミ回収も休みになるのでは、と思いながら外を見る。しかし、そこには早起きのご近所さんが出したゴミが既に。多数派に紛れ込む気分で、そっとゴミを出しにいく。いつも通りの朝食の後、また外を見ると、既にきちんと回収されていた。すばらしいサービス。もしかして明日の大晦日もゴミ回収をしてくれるのだろうか。わくわく。

30日ともなると、さすがに用事がなくなった。やることがないわけではなく、自分でやりたいと思ったものだけが残っている。用事はないけれど、予定はある、という感じ。自分の部屋ではいくら空調を効かせても一向にあったまる気配がないので電源を落として、台所に移動。台所では、石油ストーブが稼働。今使っている石油ストーブは比較的新しいもの。音は静かで、臭いが気にならず、なにより暖かい。まぁ、給油が面倒なのは確か。でも、それを補うだけの成果を出してくれる。今日は注文しておいた灯油が届いた。明細書によると、灯油が入っていたポリタンクには500円の保証金(?)がかかっていた。ポリタンクを返せば、その分の代金が返ってくる仕組み。こういう仕組みをなんて言うんだったっけか。

暖かい部屋で、『すべてがFになる』(森博嗣)を読む。森博嗣氏の作品は、(おそらく)一番作品数が多い講談社のものが、ほとんど手つかず。多分、再来年ぐらいまでは自分の中での新作として楽しめそう。楽しみ。最近Gシリーズの『εに誓って』が文庫版で発売された。ノベルスで読んだけれど、Gシリーズの文庫版は特に装丁がかっこいいので、ぜひとも文庫版も持っていたい。内容的には同じ本を2冊買うわけだから、無駄と言えば無駄。だけど、なんとかその無駄を許容できるだけの余裕が持てるように、来年も頑張ろう。たぶん、こういった無駄は人によって違うだろうし、私の選択も来年の暮れには変化しているかも。

夜は雨の中、KとMとの食事へ向かう。一応、忘年会的な位置づけだろうか。例によって誰も飲まない。いや、Mは普段、飲むのだけれど、節制しているもよう。フォカッチャは、どうやって作っているのか、みたいな話をする。もとより、話の始めに誰も製法を知らないと判明しているので、その後の会話はもう、ただの会話のための会話で、結論が出ることなく、気付かぬ内に話は転換。その後も特に専門的な話は無しで、あれこれと雑談をした。店を出ると雨は止んで、空にはきれいに雲がかかっていた。3人とも、今年はいい年だったという点でだけは、同一の結論に達する。が、あと1日あるので、油断はできない(笑)。


すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)