ビッグスリー (最近のNewsweekより)

Newsweek（08.10.22）を読むと、フォードに分があるそう。　06年に会社を担保に234億ドルを借りていることが要因。　今では、お金を借りることが出来ないから、すでに借りておくことが出来たことで有利になっているみたい。　ゾンビなら潰れても良いかもしれないけど、再編の過程で数千の自動車販売店が閉店して、何万人もの労働者が職を失うことになるれば、さらに経済に影響がでる。　同様の事は、同誌（08.12.17）でも指摘されている。　「ビッグスリーが扱う部品の80％は調達先が重なって」いるそうだ。　一社が破産すれば、支払いが滞ることになり、他社にまで影響が出そう。　
同誌（08.12.10）では「『ビッグワン』が生き残る道」と題して、「クライスラー消滅、ＧＭ＝フォード合併」が提案されている。　「一番弱体化したクライスラーは自然消滅するに任せ、残り２社を統合する」というはなし。　いずれにしても、一貫してフォードの有利が基本になってるみたい。　金融対策の資金転用がされようとしていますが、転用するなら、万が一の時に下請け会社に対して用いるのが良いのでは、と感じました[1]。　年内が山場でしょうか。　クライスラーの株式20％を保有するドイツの自動車大手ダイムラーは「9月30日時点でクライスラー株の簿価をゼロにした」（同誌08.12.07）とのこと。　小さい時に、クライスラーに乗りたいと思ってたので複雑な気分です。
写真は、奈良の若草山です。　本当に鹿がいますよ。

[1]http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008121302000126.html