マネー力 大前研一

マネー力 (PHPビジネス新書) 840円 217p 30.01.09
・世界の余剰資金(ホームレスマネー)は国境を越え、値上がりが見込める地域に向かう。 次にどのタイミングで動くかに注目。 〜誰もがお金のことで悩むもの
・中国やインドの強さの源泉が人口の多さだとすると、EUの強さは、経済の単位が”国家”ではなく”地域”だというというところにある。 〜基軸通貨はどうなるか
・最初に求められるのは、為政者が世界の資産運用技術のレベルを正確に把握することだ。 〜助っ人外国人で年金ファンドをつくれ
・世界中のサラリーマンがこの20年ぐらいで一番勉強したのが資産運用という科目だ。 〜サラリーマンの人生を豊かにするために
・台湾では、財産を守るために、子どもごとに別々の戸籍を持たせることを真剣に考えている人もいる。 〜マネー脳は中国人に学べ
・大半の日本人は、本来は金融商品である生命保険を、お守りのようにして加入している。 〜マネー力があれば無駄な出費が防げる


『グリーン・ニューディール』ってそもそも何? | greenz.jp


大前研一
ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長
早稲田大学理工学部
MIT博士号取得
マッキンゼー&カンパニー日本支社長
本社ディレクター
アジア太平洋会長
96・97年スタンフォード大学客員教授
著書 『サラリーマン「再起動」マニュアル』など


はじめに
序章 世界は大変だが、日本はチャンス!
オバマ新大統領誕生!/経済に「ふくらし粉」が必要な理由/エンジンを失った世界経済/アメリカ発の金融テロリズム/ドルとユーロはこれからどうなるか/世界ができる対策はあるのか/日本はチャンス!/あなたの考え方とライフスタイルを変えよう
01 世界を見て、マネー力を磨け
誰もがお金のことで悩むもの/人の流れとお金の流れ/日本に居たらわからない中国の「規模感」/世界でビジネス展開するインドの企業家/ロシアの時代はかならずくる!/未来のあるロシアと凋落するアメリカ/基軸通貨はどうなるか/これからは「世界第2位の経済大国」とはいえない/日本だけでなく世界に目を向けよ
02 自分の資産は自分で守れ!
円を相対化できない日本人/ハイパー・インフレをものともしないブラジル人のマネー力/日本人が見習いたいモスクワのタクシー運転手/日本政府は国民の味方なのか/ドルの衰退で”ブラジル”と化すアメリカ/アトランティックの戦いの結末はこうなる/低迷が続くアメリカ経済/アメリカと関係の薄い国を探せ
03 資産運用力は世界に学べ
なぜ日本人は資産運用ができないか/世界各国で起こった大変化/助っ人外国人で年金ファンドをつくれ/それでも住宅は成長エンジンになる/サラリーマンの人生を豊かにするために
04 マネー脳の鍛え方
マネー力強化に不可欠なITと英語/ニートやフリーターをなくしても経済力は上がらない/ストリート・スマートだけが生き残る/国を信じる危険に目覚めよ/マネー脳は中国人に学べ
05 大前式資産形成術
日本人のマネー力は幼稚園レベル/なぜ、いま資産形成の勉強が必要なのか/家を買うか借りるかもマネー力があれば迷わない/資産形成は長期運用、分散投資が基本/専門家に聞くのが一番/マネー力は何歳からでも磨ける/実際にやらなければ力は身に付かない/世界経済を読み、自分で考える
06 マネーの達人たちに学ぶ
最初は誰もがマネーの素人/ライフプランの作成が資産形成の第一歩/マネー力があれば無駄な出費が防げる/分散投資と海外投資/マネー力のある人が1人いれば家族全員が恩恵を受けられる/マネーの達人からのアドバイス
終章 いよいよ日本の出番
このまま行ったら長期衰退/オバマは環境戦争を始める/眠れる1500兆円を市場に誘い出す/東京をマンハッタン化せよ/「戦略事業単位」としての道州制/チャンスを生かすには意志がいる