経済系

金融工学、こんなに面白い 野口悠紀雄

725円 215p 20.09.00 ・将来の株価に影響するのは、これから新しく入ってくる情報だけ。 そうした情報は現時点では見通せないので、株価はランダム・ウォークになる。 〜ランダム・ウォーク ・金融工学の基礎的な方法論を学ぶことによって、無駄な損失を回…

最強ヘッジファンド LTCMの興亡 R.ローウェンスタイン

900円 479p 01.11.05 ・(当時)”ヘッジファンド”なる用語は有限責任パートナーシップの慣例上の呼び名。 そのうちの一握りは、20年代から運営されており、バリュー投資の父として知られるベンジャミン・グレアムが運営していたものがおそらく第1号。 〜…

世界金融危機 開いたパンドラ 滝田洋一

893円 235円 08.12.08 ・サブプライム爆弾が07年に爆発したのは不幸中の幸い。 あと1年先だったら米欧の金融機関から、日本の金融機関はしこたま売り込まれていただろう。 〜多くの罪 ・「株民」と呼ばれる中国の個人投資家は1億人を突破した。 いまや中…

教育×破壊的イノベーション C.クリステンセン他

2310円 273p 19.11.08・原題は『Disrupting Class』(クラスを破壊する) 〜謝辞 ・大きなインパクトを与えうる投資は2種類。 1つ目は、専門家でない人でも生徒中心の学習ツールを構築できる技術プラットフォームの開発。 2つ目は、ユーザ・ネットワーク…

金融大崩壊 水野和夫 

735円 209p 10.12.08 ・アメリカがとった新自由主義政策の核心部分は、貨幣はマネーサプライで増やすのではなく、金融市場で株式時価総額や証券化商品で増やす時代に入ったということ。 〜日本の「オウンゴール」 ・今後の20年で見ると、新興国の実体経済…

ビッグスリー (最近のNewsweekより)

Newsweek(08.10.22)を読むと、フォードに分があるそう。 06年に会社を担保に234億ドルを借りていることが要因。 今では、お金を借りることが出来ないから、すでに借りておくことが出来たことで有利になっているみたい。 ゾンビなら潰れても良いかもしれな…

Newsweek 08.12.17

今週号のメインは、海外ドラマ。 DVDもついている。 「NUMB3RS」が楽しみ。 これに、関係した本を以前に読んだのだけれど、まだ見たことがなかったので。 気になったのは、Periscopeの「冷遇に泣いたノーベル賞学者」という記事。 このノーベル賞…

『クラウド化する世界』(N.G.カー)

たいへん面白かったです。 ただ、私が知っていることとの隔絶が小さかったので、日頃からこの関係の事をきちんと情報収集されてる方には、既知のことなのかもしれません。 後日、追記します。

『勝間和代の日本を変えよう』 (勝間和代)

1575円 269p 09.30.08 ・Opinion 第1章を中心に読みました。日本の男性社員が、非正規雇用者や女性といった競争相手よりも優遇された環境で仕事をしているために、全体的にビジネスの能力が底上げされていないという指摘です。 周囲の環境に外圧がなく、ダ…

『イスラム金融入門』(門倉 貴史著)

777円 221p 05.30.08 読者の皆さんが本書をつうじて、急成長を続ける「イスラム金融」のエッセンスを理解してくだされば、望外の幸せである。 イスラム金融を規定するのは「イスラム教」や「シャリーア」(イスラム法)なのだが、ただ、「シャリーア」には…

『株とギャンブルはどう違うのか』(三土 修平著)

756円 221p 09.10.08 株とギャンブルは、はたして同じなのか? 同じでないとすれば、どういう点が違うのか? 本書はこういう根本問題を考える際の見通しをよくすることを目的にしており、提供するのは、理論といっても、金融工学などよりもずっと初歩的なも…

『人間が幸福になる経済とは何か』(J.スティグリッツ著)

1890円 429p 11.30.03 この本は、私たちの生活全般に影響を及ぼしている重要な経済問題について、もっと理解を深めたいと思っている一般読者のために書いたものだ。 経済政策のこととなると、90年代には多くのアメリカ人が、利権と政治の時代は終わったと…

『ザ・サーチ』(J.バッテル著)

1890円 437p 11.28.05 「それにしても、どうして検索の本など書いているんだい。 なぜか分からないな」。 親友たちはことあるごとに、こう私に尋ねた。 なぜサーチなのか。 グーグルの輝かしい文化のオーラからも明らかなように、サーチにはどこかミステリ…

『エコロジストのための経済学』(小島 寛之著)

1785円 225p 02.09.06 この本では、「環境問題は経済問題である」ということの意味を、これでもか、というぐらいに徹底して書いた。 エコロジストになるための本というより、エコロジストが経済学という新たな道具を手に入れるための指南書である。 しかし…

『18歳からの経営学』(阪口 大和著)

1400円 364p 09.30.07 本書は『痛快!サバイバル経営学』を全面的に改稿したものだ。 すぐれたリーダーとは、自分が置かれている状況を客観的に把握し、その上で断固たる決断を下し、果敢に実行できる人のことを指す。 すべての出発点は、状況分析にあると…

『ハイエク 知識社会の自由主義』(池田 信夫著)

735円 204p 09.02.08 本書は、ハイエクの思想を彼の生涯をたどってやさしく紹介すると同時に、彼の思想が現代の諸問題を考える上で重要な示唆を与えることを明らかにしようとするものだ。 ケインズがその不確実性を政府によって除去しようとしたのに対して…

『ニュー・ニュー・シング』(M.ルイス著)

1890円 366p 08.02.00 シリコンヴァレーの内にも外にも、先の先を行くものを見つけることを自分の義務とまで考える人たちがいる。 僕が書きたかったものは、シリコンヴァレーと経済全体に小さな一押しを加える才能を持ったある男の人物像だ。 この人物は、…

『知識資本主義』(L.サロー著)

1890円 264p 09.09.04 ノキアはフィンランドの企業のように見えるが、アメリカ人のほうがフィンランド人よりもノキアの株式を所有している。 ホンダはアメリカでより多くの自動車を生産し、販売している。 では、ホンダは日本の企業なのか、それともアメリ…

『エコノミック恋愛術』(山崎 元著)

714円 190p 08.10.08 本書は「日経ビジネスアソシエ」の連載コラムがもとになっている。 恋愛と経済学の間に、こじつけでもいいから、何か関係はないかと探しながら、小咄的な小論をたくさん書いて、これらを並べてみただけだ。 ほどよく暇がつぶれる「面白…

『ザ・ニューリッチ』(R.フランク著)

2100円 264p 09.13.07 今の富裕層は自分たちだけのバーチャル国家を形成している。 彼らは金持ちになっただけではなく、経済的な異邦人となって、国のなかに独自の国家を、社会のなかに独自の社会を、経済のなかに独自の経済を生み出した。 こうして生まれ…

容疑者ケインズ

『容疑者ケインズ』(小島 寛之著) 1200円 142p 08.17.08 ・Contents まえがき −ケインズとは何ものだったのか 【01 公共事業はなぜ効かないのか】 −「一般理論」の先見と誤謬 そもそも不況とはどういうことか/どうしてモノや人が余るのか/ケインズは貨…

すべての経済はバブルに通じる 小幡績

798円 244p 08.15.08 金融資本が支配する社会における資本主義の本質が明らかになる。 それは、資本中心主義であり、資本の自己増殖本能を満たすために経済が存在するというものだ。 そして、金融手法の高度な発達によって、自己増殖した金融資本で、以前の…

クラウドソーシング

『クラウドソーシング』(B.リバート、J.スペクター 他著) 1890円 190p 07.26.08 ・Contents はじめに 本書の軌跡 【1 未来のトレンド ークラウドソーシング】 【2 製品開発 ーアイデアはクラウドの中にある】 【3 顧客サービス ー究極のセルフサービス】 …

能力構築競争

『能力構築競争』(藤本 隆宏) 1008円 394p 06.25.03 ・Contents 【序 もの造りの現場からの産業論】 【01 自動車産業における競争の本質】 【02 能力構築競争とは何か】 能力構築競争とは何か/進化する企業システム/基本設計コンセプトの競争 【03 …

日本の電機産業 再編へのシナリオ 佐藤 文昭

1890円 323p 08.07.06 日本の大手電機は、優れた技術力や優秀な従業員など、多くの面で海外のライバル企業に対して決して負けないものを持っているが、収益が伸び悩んでいる限りは、企業としての価値は高まらない。 だから、将来的に日本の大手電機は、不本…

家父長制と資本制

『家父長制と資本制』(上野 千鶴子著) 2835円 330p 10.31.90 ・Contents PART 1 理論編 【01 マルクス主義フェミニズムの問題構制】 マルクス主義と女性解放/市場とその<外部>/マルクス主義フェミニズムの成立/ブルジョア女性解放思想の陥穽/…

円安バブル崩壊

『円安バブル崩壊』(野口 悠紀雄著) 1680円 228p 05.29.08 ・Contents はじめに −時局落語 圓高か圓安か。横丁は大騷ぎ 【1 円安バブル頼りだった景気回復】 景気回復は改革ではなく円安で実現した/円安バブル発生と膨張のメカニズム/異常な円安を誰も批…